インド映画=ボリウッドではない?インド三大映画産業とは?

インド映画≠ボリウッド

インド映画と聞くと、『ボリウッド』を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?

ボリウッド映画は世界的に人気で、『ムトゥ 踊るマハラジャ』や『ボンベイ』など日本でも人気になった作品が多数あります。

では、日本国内で累計興収24億円を突破した『RRR』は『ボリウッド』産の映画でしょうか?

答えは『トリウッド』です。

歴史と実力のトリウッド

ボリウッドをはじめとするインド映画産業は急激に市場規模や収益を伸ばしたわけではありません。それはトリウッドも同様で、1930年代初頭から着実に実力をつけ、数々の受賞歴があります。

近年は『バーフバリシリーズ』をはじめとする世界的ヒットを打ち出し、2020年から2021年の累計興行収入はボリウッドを抜きました。2023年にはトリウッドの収益が2265億ルピー(約2,825億円)を超え、過去最高を記録しました。

 

ボリウッド?トリウッド?コリウッド?

インド3大映画産業『ボリウッド、トリウッド、コリウッド』

共通点は『Hollywood』から引用した『〜リウッド』
他は何が違うのでしょうか?

違いは『言語』と『拠点』です。

それぞれの特徴を以下にまとめてみました。

1. ボリウッド (Bollywood)

  • 言語: ヒンディー語
  • 拠点: ムンバイ(ボンベイ)
  • 特徴: インド映画の中で最も歴史が長く、国内外で広く認知されています。エンターテインメント性と商業的成功で知られ、インド映画の代表的存在です。

2. トリウッド (Tollywood)

  • 言語: テルグ語
  • 拠点: ハイデラバード
  • 特徴: 長い歴史を歩みつつ、近年になって急速に成長し、特に大規模なヒット作「Baahubali」や「RRR」などが世界的に成功を収め、収益面でボリウッドに匹敵する存在になっています​(mint)。

3. コリウッド (Kollywood)

  • 言語: タミル語
  • 拠点: チェンナイ(コダンバッカム)
  • 特徴: タミル語映画は高い芸術性と社会的テーマを扱った作品で評価されており、インド国内外でも人気があります。また、ラジニカーントやカマル・ハーサンといったスター俳優がいることでも有名です。

名前の由来

名前の由来は地名や言語と『Hollywood』の『かばん語』です。

ボリウッド(bollywood)
 = ボンベイ(ムンバイの旧地名) + 『Hollywood』

トリウッド(tollywood)
 = タミル語(Tamiḻ) + 『Hollywood』

コリウッド(kollywood)
 = コダンバッカム(チェンナイの地区名) + 『Hollywood』

 

他にもあるの?

『ボリウッド、トリウッド、コリウッド』以外にもインド映画産業は存在しています。多言語国家インドならではの面白いところです。

  1. モルウッド(Mollywood):
    • 言語: マラヤーラム語
    • 所在地: ケーララ州
    • マラヤーラム語映画はその独自性とリアリズムで知られ、芸術性が高い作品が多いです。
  2. サンダルウッド(Sandalwood):
    • 言語: カンナダ語
    • 所在地: カルナータカ州
    • カンナダ語映画は多様なテーマを扱い、近年注目を集めています。
  3. オリウッド(Ollywood):
    • 言語: オリヤ語
    • 所在地: オディシャ州
    • オリヤ語映画産業は比較的小規模ですが、地域特有の文化やテーマを描くことが多いです。
  4. ダッカウッド(Dhallywood):
    • 言語: ベンガル語
    • 所在地: バングラデシュ(ただしインドの西ベンガル州との強い繋がりがあります)
    • 主にベンガル語で制作されており、インドのベンガル映画産業と密接な関係があります。
  5. アッサメス映画(Assamese Cinema):
    • 言語: アッサム語
    • 所在地: アッサム州
    • アッサム語映画は地域の文化と伝統を反映した作品が多いです。
  6. パンジャービ映画(Punjabi Cinema):
    • 言語: パンジャービー語
    • 所在地: パンジャーブ州
    • パンジャービ映画は主にパンジャーブ地方で制作され、音楽やダンスが重要な要素となっています。

実はこれら以外にもインド各地で小規模ですが、多数の映画が制作されており、言語や文化によってそれぞれ異なる映画産業が発展しています。

まとめ

いかがだったでしょうか?インド映画を見る際はどこ産の映画なのか気にしてみるのもいいかもしれません。
実際、日本語訳で観る方は言語の違いは気づけないですが。。。
ちなみにですが、筆者は『RRR』からインド映画に興味を持った有象無象のうちの一人です。



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