解説
日本の救急医療の現場で用いられるトリアージタッグ(図1)は、黒赤黄緑の4色で構成され、それぞれの色によって患者の緊急度や治療の優先順位が定義されています。
このトリアージシステムは、限られた医療資源を最も効果的に使い、できるだけ多くの命を救うことを目的としているそうです。

図1、再トリアージの手順(災害医療ラボ)

4色の意味
黒(ブラック)
- 状態:蘇生不可能、または生存の見込みが非常に低い患者
- 定義:心停止や致命的な外傷などで、救命の見込みが極めて低い状態。資源の限られた状況では、他の患者を優先するために治療の対象外となる場合があります。
赤(レッド)
- 状態:最も緊急を要する患者
- 定義:即時に治療を行わないと生命に危険が及ぶ状態です。呼吸や心拍数、意識状態が異常であり、すぐに処置が必要です。
黄(イエロー)
- 状態:待機可能だが、早急な治療が必要な患者
- 定義:緊急性はあるものの、赤ほど差し迫った危険はない状態。一定時間内に治療を受ければ命に危険は及びませんが、放置すれば悪化する可能性があります。
緑(グリーン)
- 状態:治療が遅れても問題ない軽症患者
- 定義:治療は必要ですが、命に関わる危険がない軽症の患者。応急処置や経過観察で対応できます。
トリアージを初めて認知したのは人気ドラマ『コードブルー』でした。
ガッキー最高でした。

ついでに役立つ知識-TIPS-
ついでに、救急医療系の作品でたまに出てくるワードを5つ覚えておきましょう。
簡単な説明になっていますので、厳密には少し説明が足りない部分もありますが、ご了承ください。
1、ABCDEアプローチ
- 意味:緊急時の初期評価手順。A(気道)、B(呼吸)、C(循環)、D(障害/意識)、E(全身の観察)を順番に確認し、生命に関わる問題を素早く評価・対処する。
2、ショック
- 意味:血液の循環不全により臓器に酸素が届かなくなる危険な状態。低血圧や冷汗、意識混濁などが見られ、早急な治療が必要。
3、DOA (Dead On Arrival)
- 意味:患者が医療機関到着時にすでに死亡している状態。
4、アドレナリン
- 意味:心停止やアナフィラキシーショック(重度のアレルギー反応)時に使用される薬。心拍再開や血圧上昇を助ける。
5、CPR (Cardiopulmonary Resuscitation, 心肺蘇生法)
- 意味:心停止時に行う救命処置。胸骨圧迫や人工呼吸を行い、血流と呼吸を維持して救命を図る。


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